【フランス映画】今の個人的TOP3
好きなフランス映画は何ですか?と聞かれて、多くの方は(特に女性)、「アメリ」や「レ・ミゼラブル」と答えるのでは。アメリは私もあの世界観好きだけど、ちょっと性描写が露骨だったりして、なかなか家族で見るのは厳しかったり。
フランス映画の、刹那感というか、ハリウッド映画のようにとりあえず最後はハッピーエンドでまとめておこう、という単純な発想で無いところに魅力を感じる。その代わり、見終わってからも何かこう、モヤモヤしたりズーンとしたり、スッキリ感はない。大抵、一緒に観に行く相手と、内容について議論する(これはあまり無い)か、しーん、となるか笑
毎年様々な映画が出てくる中で、個人的にずっと心に残っている映画3選:
【1】Bienvenue à Marly-Gomont / The African Doctor (2016)
きっと自分中でずっと1番であろう映画。
実話に基づいた映画で、旧ザイール出身の新米医師がひょんなことから70年代のフランスの片田舎で、村唯一の医師として診療を開始。地域住民は黒人を見たこともなく、最初は受け入れてもらえなかった一家が悪戦苦闘しながらも少しずつ打ち解けていく話。
一般的なフランス映画ではないのかもしれない(?)が、偏見とか様々な差別を超えて、全ての人が能力や個性、性格で判断される時代の到来を願って、これを強くお勧めします!
基本コメディなので、ほぼ笑い、少し泣く感動もの。置かれた境遇の中で懸命に生きる一家に本当に勇気をもらえる(実際結構笑える)。
残念ながら、Amazonにも楽天にも売っていない!(AmazonはBlurayが売っているけどありえない値段だから却下。)
でもNetflixにあるので、観てみたい方は是非30日無料体験を使って登録してみてください。
【2】Ma vie de Courgrette (2016)
クレイ映画好きな人必見!
孤児院で繰り広げられる、切ないけどほっこりするストーリー。 邦題は、「僕の名前はズッキーニ」(センス。。。)
調べてたら、どうやらアヌシー国際アニメーション映画祭やアカデミー賞、セザール賞など世界中の映画祭を席巻していたらしい。
日本語サイトはこちら→
【3】Mal de pierres / From the Land of the Moon (2016)
マリオンコティヤールが好きなので(笑)、そんな理由で見たのが始まり。まあ何ともストーリーが複雑で重くて、最後はどんよりモヤモヤで頭の中は???でしたが、ハリウッドの淡白な映画に飽きた方、是非ご覧ください!
見終わったら、「え、何で?」「え、どこで?」「どうして?」と言い合える友人や恋人と見るのがベストかもしれません。
病んだマリオンコティヤールも素敵。
邦題は、「愛を綴る女」だそう(なんか、すごくシンプル。この題名だったら見ないかも)
こう挙げてみたら、なんと全て2016年の作品!他にもフランス映画は見ているはずなのに、この年何かが起きたのか笑
もっと昔の作品(「シェルブールの雨傘」とか?)も見てみたいので、おすすめがあったら教えてください!
À bientôt 👋